ヴィーナス | 「ガッカリだわ!戦士としてちっとも成長してないじゃない!」 |
(OP) | |
ヴィーナス | 「セーラーマーズ!妖魔を逃がしたらまた被害が出るわ、冷静に判断すればあなたが追うべきだったのよ」 |
マーズ | 「そうかもしれないけど、でもあなたが!!」 |
ヴィーナス | 「あなたは、追える人じゃなきゃ」「今みたいなことじゃ、敵には勝てないわ」 |
マーズ | (下くちびるをギュッと噛んで、少し顔をあげてくやしまぎれっぽく) 「あなたがもう少しちゃんと戦っていれば、妖魔を追えたわ」 |
ヴィーナス | (カチン☆ときた表情) |
マーズ | 「私たちだって、あなたを守るのが使命だって聞いてたけど、お守りだっていうのは聞いてなかったし」 |
ヴィーナス | 「今のあなたたちに守ってもらうつもりはないわ!」 |
(マーズ、苦虫を噛み潰した表情、ヴィーナスも) |
■タクシーの中■■第二幕、教会で■
アルテミス 「美奈子、セーラー戦士たちと友達にならないように正体を隠してたのに、バレてしまったね」 美奈子 「うん…」(マーズの苦戦を壇上から見てる回想)「失敗しちゃった、つい…」 アルテミス 「必要以上に厳しかったのはそのせいだね」 美奈子 「でも…」(マーズの「あなたを守るのが使命だって聞いてたけど、お守りだっていうのは聞いてなかったし」を思い出して)
「あれは本気でムカついた。言ってくれるじゃない…」
ドッグフードを持って自転車で教会に来るレイ、そこへタクシーで乗りつけた美奈子。目が合い沈黙。美奈子ドッグフードに気づき再びタクシーに乗りどこかへ。 | |
レイ | (犬にエサをやるレイ。)「太郎、おなかすいた? もっと食べるか?」 |
そこへ高級ドッグフード缶の入った箱を4つもかかえた美奈子登場 | |
美奈子 | 「これ、リッキーに」「ヘルシードッグ、超高級なんだから」 |
美奈子、レイを見て目をそらしにた〜、と。レイ、クッ…と苦虫噛み。神父、犬の飼い主問題を明日のミサで提起すると。 | |
レイ | 「あ、じゃあ私ポスター作って貼っときます」 |
レイ、美奈子に対してフフン☆な笑み。美奈子悔しがり。 |
レイ | 「プリンセスなのに随分子供っぽいはりあい方をするのね」 |
美奈子 | 「負けず嫌いなの」 |
レイ | 「そう」 |
美奈子 | 「妖魔は?」 |
レイ | 「わからない、みつからないの」 |
美奈子 | 「そう」 |
レイ | 「どうして私たちと一緒に行動しないの あなたが正体を明かさないから私たちずっと探していたのよ」 |
美奈子 | 「そうすることが必要だから」 |
レイ | 「だったら気まぐれに出てこないで、どこかに隠れてくれててくれたほうがいいわ。妖魔は私たちに任せて」(レイ、にぃっこりと) |
美奈子 | 「あなたに、安心して任せられるようになればいいんだけど」(レイ、むか〜) |
マーズ | 「出てこないでって言ったハズよ。守るのはこっちよ」 |
ヴィーナス | 「その必要はないって言ったでしょ」 |
マーズ | 「私が来なければ危なかったじゃない」 |
ヴィーナス | 「関係ないわ。あなたはどんなときもセーラームーンたちと一緒にいなきゃダメ プリンセスとしての命令よ。いいわね」 |
■教会の外で、犬を見送ったレイ■
レイ (「あなたはどんなときもセーラームーンたちと一緒にいなきゃダメ プリンセスとしての命令よ」を思い出して)
((プリンセスならどうして…あんな目立つカタチで乗り込んできたんだろう… まるで…自分がオトリみたいな…))
■ホテルで荷造りしてる美奈子■
アルテミス 「また移動かー、敵を引きつけながら逃げるっていうのも大変だなぁ」 美奈子 「そうね でもセーラームーンを見てるとそんなに時間はかからないかも」 アルテミス 「ああ…だといーんだが…」 美奈子 「そのとき…マーズがなんて言うかたのしみ」 アルテミス 「美奈子、君が親しい友人を作らないのは、使命のためじゃない。誰も悲しませたくないから…」 美奈子 「…… あと半年…か…」