秘書 | 「お嬢様!」 |
レイ | 「!?」 |
秘書 | 「お初にお目にかかります!わたくし、お父様の秘書をしております西崎しょういち(字ワカンネ)と申します どうか!お見知りおきを…」 |
レイ | 「は?」 |
秘書 | 「お迎えに参上いたしました お父様がお待ちです、お食事しつつお話したいと…さ、どうぞ。」 |
レイ | 「どういうことですか?なんで…」 |
秘書 | 「ええ、実は…交番から…連絡がありまして…」 |
レイ | (目を見開いて) |
(ここで亜美のシーンが入って) | |
レイ | 「パパと話すことなんてないわっ!どうせ政治家のイメージにキズがつくことが心配なんでしょっ!」 |
秘書 | 「それは違います!先生は大変心配してらして…レイさんをひきとることも考えてらっしゃるんですよっ」 |
(レイ、立ち止まって、目を見開いて…) | |
秘書 | 「…やっぱり…親娘ですからねぇ… さ、参りましょ…」 |
レイ | 「…帰って… あたし…会うつもりも一緒に住むつもりもありません!」(階段かけあがあってく!) |
秘書 | 「あ…!おじょーさま!おじょーさま…お…」 |
(レイ、自室で) | |
レイ (モノローグ) | (なんなのよ…なんで今更…あの時は何もしなかったくせに…(ママの最期を思い出す)ママを…あんな風に独りで…絶対許さない…) |
レイ | 「パパ…」 |
(親と娘のにらみ合い) | |
パパ | 「警察の世話になったそうだな」 |
レイ | 「関係ないでしょ」 |
パパ | 「ある!お前は私の娘だ… 一緒に着なさい、話を聞く」 |
レイ | 「話すことなんてないわ」 |
パパ | 「レイ…」 |
レイ | (うさぎたちに向かって)「ちょっと…先行っててくれる…」 |
亜美 モノローグ | (レイちゃんは…あんなにハッキリ言えるんだ…パパにも…) |
レイ | 「今更親娘だなんて言わないで…あたしのこと神社に預けたのは誰よ! あたしのこと見捨てたクセに! ママのときだって…ママをひとりにして… 一番いてほしい時にいてあげないで…サイテーよ!」(泣きはじめるレイ) |
パパ | 「…仕事だ… ママの時も、お前の時も… 何度も言っただろう…」 |
レイ | 「仕事のせいにしないで!! どうせ…ママもあたしも…どうでもよかっただけでしょ!」 |
パパ | 「もうこの話はいい…お前はパパと一緒に食事をすればそれでいいんだ」 |
レイ | (首を振って)「絶対イヤ…ママだってそう言うわ…パパなんかと結婚して…あんな風に死んじゃったママがかわいそう!! みじめよ!!」 |
(パン!とレイを平手打ちするパパ) | |
パパ | 「勝手にママを不幸にするな!お前に何がわかる!!」 |
レイ | 「そうしたのはパパよ…!!」(泣くレイちゃん…) |
(バラがわさわさと蠢き、バラ妖魔が出現!それをキュピーン☆と察したレイ) | |
レイ | 「二度と来ないで…」(立ち去るレイ) |